株式会社本牧通り動物病院

愛犬・愛猫を守る!動物病院スタッフが伝える災害時の対策

災害から愛犬・愛猫を守るために

先日関東地方に接近した台風25号は、本牧通り動物病院のある横浜にも大きな被害をもたらしました。

台風や地震、豪雨など、いつ起こるかわからない災害。

「もし今、避難勧告が出たら、この子を連れてどうやって避難するだろう?」と考えたことはありますか?

災害が起きたとき、飼い主さん自身の安全を確保することはもちろんですが、大切な家族である犬や猫を守るためにも、日頃からの準備がとても重要です。

横浜市では、災害時に飼い主がペットと一緒に避難する「同行避難」が基本的な考え方として示されています。ただし、同行避難とは「ペットと一緒に避難行動をすること」であり、避難所で人とペットが同じ場所で生活できるという意味ではありません。避難所では、指定された場所でペットを飼育するなど、各地域のルールに従う必要があります。(横浜市公式ポータルサイト⁠)

●「キャリーやケージに入る練習」を

猫の場合、災害時に最も困ることの一つが「キャリーに入ってくれない」ことです。

普段からキャリーをしまい込まず、部屋の中に置いておきましょう。扉を開けた状態で、猫が自由に出入りできるようにしておくと、キャリーを「病院へ連れて行かれる嫌な場所」と認識しにくくなります。

犬の場合も、ケージやクレートに入る練習をしておきましょう。

※クレートトレーニングについてはこちらをご覧ください。→https://honmokudori.net/blog/202606241423/

●基本的な「しつけ」が大切

災害時には、飼い主さん自身も緊張しています。大きな音や揺れの中で、普段できていることができなくなる場合があります。日頃から「ハウス」「待て」などの基本的なしつけを身につけておくことは、安全な避難につながります。

          

●「ペット用防災バッグ」を準備しましょう

避難所には、ペット用のフードやケージ、ペットシーツなどが用意されているとは限りません。

横浜市では、少なくとも5日分、できれば7日分以上のペット用品を準備することが推奨されています。

例えば、

・ペットフード、飲料水

・常用している薬(できれば内容も)

・ペットシーツ、排せつ物を処理する袋

・リード、首輪、ハーネス

・キャリーケース、ケージ

・タオル、新聞紙

・食器

・お気に入りの毛布やおもちゃ

・飼い主さんとペットの連絡先やかかりつけの動物病院の情報

・ペットの写真

などをまとめておきましょう。

特に、持病があり薬を服用している犬や猫は、薬が途切れることがないよう注意が必要です。

●マイクロチップや迷子札も重要です

災害時には、驚いた犬や猫が家から逃げてしまうことがあります。

犬は鑑札や狂犬病予防注射済票、猫や犬には迷子札やマイクロチップなど、飼い主さんを確認できる情報を身につけておきましょう。

また、スマートフォンなどにペットの写真を保存しておくこともおすすめです。全身写真だけでなく、顔や特徴がわかる写真があると、万が一離れてしまった場合の捜索にも役立ちます。

●ワクチン・ノミ・マダニ対策も「防災」です

避難所では、多くの人や動物が集まる可能性があります。

そのため、日頃から犬の狂犬病予防注射や各種ワクチン、ノミ・マダニなどの寄生虫対策を行い、健康状態を良好に保っておくことが大切です。

「防災」というと、非常食や避難場所ばかりを考えがちですが、普段から健康管理をしておくことも、大切な災害対策の一つです。

●避難場所を「事前に」確認しておきましょう

災害が起きてから、「どこへ避難すればいいの?」と考えるのでは間に合わないことがあります。

横浜市中区でも、地域防災拠点ごとにペットへの対応やルールが設けられています。お住まいの地域の避難場所について、ペット同行避難が可能か、ペットをどこで飼育するのかなどを、あらかじめ確認しておきましょう。

また、災害の種類によっては、必ずしも避難所へ行くことだけが選択肢ではありません。

自宅が安全であれば「在宅避難」、親族や知人宅への避難、ペットを一時的に預けるなど、複数の選択肢を考えておくことが大切です。横浜市も、災害の状況に応じて複数の避難方法を事前に検討することを勧めています。

●「預かってもらえる場所」を今のうちに

大きな災害が発生してからペットの預け先を探すのは、とても難しくなります。

親族や友人、知人など、もしものときにペットを預かってもらえる人がいるか、事前に相談しておきましょう。

特に台風や大雨などの風水害は、地震と違ってある程度事前に予測できます。早めに安全な場所へ移動したり、あらかじめペットを預けたりすることが重要です。

「飼い主さんが無事」であることが第一です

災害が起きたとき、ペットを助けようとして飼い主さん自身が危険な状態になってしまってはいけません。

まずは自分自身の安全を確保する。

そのうえで、ペットの安全を確認し、一緒に避難する。

これが災害時の基本です。

そして、災害対策は「特別なことをする」必要はありません。

●キャリーに慣らす。

●フードを備蓄する。

●薬を準備する。

●迷子札やマイクロチップを確認する。

●ワクチンや寄生虫予防を行う。

●避難場所を確認する。

●預け先を決めておく。

こうした一つひとつの準備が、いざというときに愛犬・愛猫の命を守る力になります。

災害は、いつ起こるかわかりません。

だからこそ、今日から準備しておきましょう。

横浜市中区 本牧通り動物病院(公式サイト→https://honmokudori.com/)では、地域の皆さまとともに、犬や猫が安心して暮らせる環境づくりを大切にしています。

大切な家族を守るために、ぜひ一度、ご家庭の「ペット防災」を見直してみてください。

 

参考サイト:横浜市ポータルサイトhttps://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/pet-dobutsu/aigo/saigai-taisaku/disaster.html



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