株式会社本牧通り動物病院

行動科獣医師が解説!子猫の甘噛みの原因と対策

こんにちは!今回は子猫の甘噛みについてご紹介します。子猫の甘噛みの原因や対策を理解し、おもちゃで楽しく解決しましょう。

子猫の甘噛みの意味と対策

子猫の甘噛みは、成長過程で多く見られる自然な行動です。他の子猫や人間とのコミュニケーション方法であり、環境に慣れるための重要なステップでもあります。この行動の背景には、狩猟本能の練習や、歯の生え変わりによる歯茎のむず痒さが含まれます。しかし、噛まれることにより痛みを感じることもあり、過度な甘噛み行動には適切な対策が必要です。手に甘噛みをする場合の対処法として、甘噛みをしてきたらすぐに手を隠し、無視をします。「手を噛んだら遊びが終わる」という軽い不快感を示すことで、甘噛み行動の抑制が期待できます。猫は本能的に獲物を捕まえる練習として、動くものに反応しがちであるため、手足にじゃれついて甘噛みすることがあります。手を隠しても足などに飛びついて噛んでくる場合は一旦部屋から出てしまうか、椅子に座るなど動かない状態で落ち着くのを待ちましょう。その後は専用のおもちゃを使用し遊ばせることで、エネルギーを発散させることができます。遊ぶ時間を十分に確保し、子猫とのコミュニケーションを深めることで、ストレスの軽減にもつながります。この時、手やスリッパ、タオルなど将来噛んでほしくないもので遊ばせることはやめましょう。適切なケアと理解をもって子猫と接することで、甘噛み問題も次第に改善されていくはずです。

適切なおもちゃ選び

子猫の甘噛みは遊びの一環として自然な行動ですが、甘噛みによって手が傷だらけになってしまうことも多々あります。そこで、甘噛みを抑制しつつ、楽しく遊べるおもちゃ選びが重要です。この遊びの中で、過度な興奮を避けつつ刺激を提供するために、キッキングトイを利用することが効果的です。キッキングトイとは、長細い形状で、前足で抱え込むようにして後ろ足でキックすることができるおもちゃのことです。このおもちゃを使用することで、子猫は手や足ではなくおもちゃに対して抱え込んで蹴りながら遊ぶことができ、甘噛みの衝動を発散して、欲求を満たすことができます。また大きめのぬいぐるみタイプも抱え込んでキックするのにおすすめです。噛むことが好きな子猫には、特に耐久性のあるおもちゃが適しています。例えば噛み応えのあるしっかりとした素材でできたぬいぐるみで、中に鳴き笛が入っているものなどを選ぶとよいでしょう。

その他のおもちゃとして、ドライフードを入れて転がすと出てくるボールタイプの知育トイは子猫が自分で追いかけて遊ぶことができ、最終的にフードを獲得することで狩猟本能を満足させることにも役立ち、エネルギーを発散させることもできるのでおすすめです。

おもちゃ選びの際は、素材が安全であることを確認し、飲み込む可能性のある小さな部品がついていないものを選ぶことも大切です。最後に、子猫の性格や興味に合わせたおもちゃを探し、適度な数を用意することで、飽きることなく安全に遊ぶ環境を整えましょう。

キッカルー.jpg ← キッキングトイ

子猫とよりよい関係を築くために

初めからうまく遊べない子猫もいるため、飼い主さんが一緒に遊び方を教えてあげると良いでしょう。また、おもちゃを使用するタイミングは、子猫が甘噛みしそうな時や退屈している時がおすすめです。予防的に与えることで、子猫の不適切な甘噛みを未然に防ぎ、遊びを通して良い習慣を学習することができます。子猫の本能を刺激しつつ、おもちゃを上手に使い、一緒に遊んであげることでより良い信頼関係を築くことができるでしょう。適切なおもちゃを用意し、上記の対策をしても甘噛みの問題が解決されない場合には猫の行動に詳しい獣医師に相談することをおすすめします。

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